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労働保険とはどのような制度でしょうか

■労働保険とは

労災保険と雇用保険とを総称した言葉で、政府が管掌する強制保険制度です。
労働者を一人でも雇用していれば、農林水産業の一部の事業を除き、加入手続を行わなければなりません



■労災保険とはなんですか?

労働者が業務中や通勤途上に事故にあった場合に、必要な保険給付を行い、被災した労働者やその遺族の生活を保護し、併せて社会復帰を促進する事業を行うための保険制度です。



■雇用保険とはなんですか?

労働者が失業した場合に、失業手当等を給付したり、再就職を促進する事業を行うための保険制度です。
新たに労働者を雇い入れた場合は、保険料の納付とは別に、その都度、事業所を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)に「雇用保険被保険者資格取得届」の提出が必要です。



■加入を怠っていた期間に労働災害が発生した場合はどうなりますか

事業主が故意または重大な過失により、労働保険関係成立届(労働保険への加入届)を提出しない期間中に労働災害が生じ、労災保険給付を行った場合、事業主から@〜Aを徴収することになります。

@最大2年間遡った労働保険料及び徴収金
A以下((1)(2))により、労災保険給付額の100%又は40%

(1)労働保険の加入手続について労働局職員等から加入勧奨・指導を受けていた場合
→事業主が故意に手続きを行わなかったものと認定し、労災保険給付額の100%を徴収
(2)(1)以外で、労働保険の適用事業となってから(労働者を雇用してから)1年を経過していた場合
→事業主が重大な過失により手続きを行わなかったものと認定し、労災保険給付額の40%を徴収

なお、労災保険加入後においても、
・事業主が一般保険料を滞納している期間中に労働災害が発生した場合、労災保険給付額の最大40%
・事業主が故意または重過失により生じさせた事故が原因で労働災害が発生した場合、労災保険給付額の30%が事業主から徴収されます。


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